【終活カフェ梅丘】活動報告

「今のうちに知っておきたい介護保険制度」 2024年6月11日

 介護サービスが必要と感じたら、先ずは主治医に介護保険の申請を確認し意見書を書いてもらいます。地区のあんしんすこやかセンター(地域包括支援センター)または、総合支所の保健福祉センターの窓口で申請。その後、心身の状態を調べるための訪問調査が行われ、申請から1か月半ほどで自宅に認定結果が郵送されます。認定が要介護(1~5)の場合はケアマネジャーを決め、本人に必要な介護保険サービス(ケアプラン)を決めていきます。サービス事業者が自宅を訪問し、具体的に話を詰めてサービス事業者と契約。ケアプランに則りサービスが開始されます。一方、認定が要支援(1~2)の場合、あんしんすこやかセンターと契約を行い、ケアプランを作成します。その後、サービス事業者と契約を結びサービスが開始されます。介護保険は介護度によって支給限度額が異なり、限度内のサービスは介護保険の対象となります。前年度の所得により負担割合(1割~3割)が変化しますが、限度額を超えたサービスについては10割の自己負担が発生します。

 後半では、福祉用具を扱っている事業者による介護ベッドの説明と、歩行器などの福祉用具を実際に触れることができました。

 日頃から適度な運動や社会交流を欠かさず、健康を維持することが一番大事なことで、介護保険はあくまでも保険とのことのようです。

「実家と我が家のたたみ方」 2024年5月14日

 使わない、使えない、売れない、貸せない土地や建物は負動産と呼ばれ、相続のトラブルなどから負動産になってしまうケースが多く見られるようです。事前に専門家に相談するなどして、負動産にならないよう対策が必要とのことでした。

 自宅に住み続ける選択肢として、最近よく耳にする「リースバック」や「リバースモーゲージ」についても説明がありました。リースバックは自宅を売却し、買主の不動産会社と賃貸借契約を締結して、今まで通り自宅に住み続ける仕組みです。メリットとしては売却代金を利用できることや、契約期間内は自宅に住み続けられますが、売却価格が安くなる傾向や家賃の支払いが生じる、長く住み続けられない等のデメリットもあります。リバースモーゲージは自宅を担保に金融機関から資金を借り入れ、自宅に住み続けます。借入人が亡くなったら担保となっていた不動産を処分し、借入金を返済する仕組みです。毎月の利息の支払いのみで自宅に住み続けることはできますが、融資限度額の設定が低いことや不動産価格の下落による限度額の見直し、変動金利のリスク等があります。

 不動産については最終的にどうしたいのかを家族で話し合うことが大事で、そのためには親から子どもに話を切り出すことが必要とのことでした。

「法改正から『相続』を知ろう」 2024年3月12日

 相続登記が任意だったため所有者が不明な土地が全国で増加し、公共工事や再開発の阻害から多くの地域で社会問題になっています。この問題を解決するため、令和6年4月1日より相続登記が義務化されました。相続人は相続を知った日から3年以内に相続登記を行わなければ10万円以下の過料が課せられます。また、令和6年4月1日以前に相続した不動産には3年(令和9年3月31日まで)の猶予期間が認められています。

 相続土地国庫帰属制度は令和5年4月27日に開始された制度で、相続により取得した不要な土地所有権を国庫へ帰属させることができます。この制度も相続登記を促す施策ですが、帰属できる土地の要件が厳しく、且つ土地管理費相当額の負担金を求められます。

 令和5年4月1日に長期間経過後の遺産分割の見直しがされました。それにより相続開始後、遺産分割がないまま10年を経過した遺産分割は、具体的相続分ではなく法定相続分による遺産分割になりました。

 その他の法改正については、時間の都合上触れることができませんでした。今後も相続については取り上げていく予定ですので、またの機会をお待ちください。

「認知症とともに生きる~世田谷アクション講座~」 2024年2月13日

 認知症のイメージとして多くの人が「何もわからない」「何もできない」「迷惑をかける」などのネガティブな先入観を持っています。しかしながら認知症には完全な予防策はなく、年を取れば誰にでも起こりえる症状だと言われています。

 先ずは認知症を「他人ごと」ではなく「自分ごと」として捉えることが大切で、その上で認知症になっても「できることもたくさんある」「自分で決められる」「いちばん困っているのは本人」など当事者の気持ちを理解できるようになれば、良きパートナーとして認知症の方と接することができるのではないでしょうか。

 多くの人が認知症のイメージを変えることで、認知症になっても今までと同じように生活ができる、そんな社会を世田谷区は目指しています。先ずはそれぞれが「できることからアクション」を起こしてくださいとのことでした。

「エンディングノート、書いていますか?」 2024年1月9日

 遺言や遺書は死後に読まれるものですが、エンディングノートは生きているうちに自身の考えや希望を家族等に託すもので、金融機関の情報や医療の希望、お墓等に対する選択肢の多様化から終活では必要とされています。今回はそんなエンディングノートを実際に書いてみました。はじめにいつ書いたかを記す「記入年月日」、書き換える度に日付は更新していきます。次に「基本情報」ですが、取りあえず分かることを記入していき分からないことは後日、書き足します。続いて「お金のこと」「葬儀・お墓のこと」、そして「体のこと」で終了。30分ほどで今考えている基本的なことは書き込めました。

 エンディングノートは書くことも大切ですが、見直し(更新)することが重要で、自身の考えや迷い等、現在の思いに至るまでの過程が更新の度に書き加えられていきます。

「オーラルフレイルと口腔ケア」 2023年12月12日

 食事中にむせる、口が乾く、口臭が気になる等の症状があったら要注意。口の健康が損なわれた状態、オーラルフレイルかもしれません。口の健康が損なわれると、唾液の減少から口や喉の乾き、口臭、飲み込みにくい等の症状が現れます。また、口の中の清掃不良や喫煙、生活習慣によって歯を支える歯肉や骨が破壊されていく歯周病を発症してしまいます。この歯周病が進行すると、食べ物や唾液が気管へ侵入してしまい誤嚥性肺炎等、入院や命に関わる深刻な病気のきっかけになることもあるようです。

 オーラルフレイルの予防として口腔ケア(歯と口の健康を保つこと)を行うことで、いつまでもおいしく楽しく食事を続けることができるようになります。そのための日々の歯磨きのポイントを歯ブラシの持ち方から磨き方、さらに舌ブラシの使い方等を学びました。また、口のリハビリとして、唾液腺マッサージ、嚥下体操、パタカラ体操を練習しました。

 いつまでも健康に生活するためには、身体同様に口の健康を守ることが大切だということが理解できました。

「複雑な相続事例と最新法改正」 2023年11月14日

 実際にあったおひとり様の事例から、相続の流れ、具体的な各種手続き、やってはいけないこと等をお話ししていただきました。相続人を確定するために戸籍を調査したところ、養子縁組や代襲相続などで20人以上の相続人が出てきてしまった事例や、受遺者がそれぞれに違う同じ日付の2通の遺言書の話、成年後見制度に掛かる費用、遺言書を書く際のアドバイス、遺産分割協議書の落とし穴、負の遺産を含めた相続放棄の手続き、専門家選びのコツなどなど、参加者は各自の家族構成や立場に合わせて聞いていたようです。相続の法改正については制度の変更点や手続き、過料などの話しを解りやすくしていただきました。

 相続を争族にしないためには相続人の配偶者は口を出さないことが基本。無料相談では事前に話のポイントを書き出しておくことが必須で、場合によっては家系図などの準備も必要とのことでした。

「きこえについて」 2023年10月10日

 近年、難聴は認知症の最も大きな危険因子であると言われています。聞こえるとは耳から入ってくる音を脳で聞き分けることで、この機能が衰えると聞こえが悪くなり、人との会話が苦手になることから社会的に孤立してしまうリスクが高くなるようです。高齢になれば誰もがこの機能の低下により普通の会話が聞きづらくなるとのことでした。

 高齢者の難聴の特徴としては、自覚がないままゆっくりと進行していきます。電子音などの高い音から聞こえが悪くなり、小さい音が聞こえにくく、大きな音はうるさく感じるような症状が現れたら中等度難聴の可能性があります。少し大きめな声でゆっくりと単語を切ってはっきりと話せば会話はできるそうですが、日常生活に支障が出てくるようであれば補聴器の利用を検討するのも一つの方法です。補聴器は自分の聴力に合うように設定することと、その音に慣れることが必須になります。そのためにも定期的に通える自宅近くの認定補聴器専門店で購入されるのがいいようです。補聴器と似た形で集音器がありますが、集音器は遠くの音を拾うだけの音響器具なので、難聴の方の普段の会話などでは利用できないそうです。

 補聴器の耐用年数は5年ほどなので、必要とする場面を想定して機能や価格を検討するといいでしょう。廉価品でも自分の聴力に合えば効果を感じられるとのことでした。また、補聴器は高価な医療器具なので、現在自治体(世田谷区)からの補助金が検討されているようです。

「家族の代わりの身元保証とは?」 2023年9月12日

 少し前までは家族や親族が当たり前のように行っていた身元保証ですが、家族の在り方や生活スタイルの変化によって、自身でしっかりと考えておかないといけない時代になってきているようです。家族がいない方のみならず、お子さんが海外に赴任されている方やお子さんには頼れない等の理由で申し込まれる方も増えているとのことでした。緊急時に身元引受保証人に求められることは、入院の手続きから手術の立会い、入院費等の精算、その他延命治療への対応や死亡した際のご遺体の引取りなどなど。家族でも判断に迷う事項を生前事務委任契約をもとに第三者が本人の意思に添って必要な支援を行ってくれます。判断力のあるうちに何をして欲しいかを意思表示書に記し、公正証書による契約が行われます。あらかじめ預託金を預け、その預託金から必要な費用を支払っていくことになりますが、預託金の管理は別団体のNPO法人が行います。注意点としては、緊急時に契約をしていることが分かるように常に身分証(連絡先)を携帯することとのことでした。

 

 今回はいつも以上に参加申込みがあり、いかに関心があるテーマかをうかがい知ることができました。

「体成分分析測定と運動の実技や話」 2023年7月11日

 体成分分析では、測定機に乗ることで体重はもちろん、筋肉量や体脂肪量、BMI、体脂肪率、体成分(体水分量・タンパク質量・ミネラル量・骨ミネラル量)などがわずかな時間で測定され、そのデータをいただくことができました。さらに、測定されたデータから各自どのようなことに気を付ければいいのかを解説。また、筋力や身体機能を維持するためにはタンパク質を摂取することが重要とのことでした。

 

 運動では「どうやって人生を老いていくのか」を問われ、日常生活の中で運動を取り入れ、歩くことができる状態で長生きすることをすすめられました。そのためには毎日体重を測り、「身体の状態を知ること」「よく笑うこと」「外出すること」「人と話をすること」「転ばないこと」が大切ということを学びました。

「今どきのお葬式と基本的な作法」 2023年6月13日

 この3年間、コロナの影響で人が集まる機会が大きく失われてしまいました。お葬式についても同様で、親戚さえも呼ばずに家族だけで執り行う家族葬が当たり前の状況でした。そんな家族葬がどのような経緯で席捲してきたのかをお葬式の歴史を通して学んでいきました。家族葬の費用から今どきの霊柩車や祭壇の飾り方、故人の想いから自宅で行う家族葬などが紹介されました。また、お葬式の役割が変化してきたことで、この先のお葬式がどのような形に向かっていくのかを予想、、、。答えは参加者たちの考え方次第とのことでした。

 お葬式での基本的な作法については、弔問やお悔やみの言葉、焼香の手順や各宗派の作法を解説。弔事と慶事で半紙の折り方が違うなど、なんとなく知っているようで意識していなかったことを学べました。

「高齢者を取り巻く金融情勢と金融トラブル」 2023年5月9日

 特殊詐欺被害者の年齢構成を見てみると被害者の多くは高齢者で、特に被害額が大きいのが金融商品詐欺(投資詐欺)とのことです。安易な儲け話は疑うことや、クレジットカードに切り込みを入れても使える場合があるなどの話を聞くことができ参考になりました。また、利殖商法では被害に気付くのが遅れてしまうことで被害額が拡大してしまうようです。

 「突然の電話勧誘に応じてはいけない」や「よくわからない商品に手を出さない」など、だまされないための10の注意事項と、家族の金融トラブルを防ぐための見守りポイントを学ぶことができました。しかし、実際に犯人から掛かってきた電話の録音を聞いてみると、とても丁寧な口調で親身に対応してくれるので、騙されてしまう心理にも納得できました。

 もしも被害にあった場合は一人で悩まずに、すぐに消費者ホットラインや警察に相談してくださいとのことでした。

「お墓全般と墓じまい」 2023年4月11日

 例年6月に募集を行う都立霊園は人気が高く、青山霊園や谷中霊園では10倍以上の抽選倍率になっているようです。人気の要因は立地や著名人が多く眠っているなどが考えられますが、都立霊園といってもお墓の建立にかかる費用は民間霊園並みか、それ以上になるとのことでした。申込みについては「生前申込み不可」や「現在自宅に遺骨がある」などの条件があり、書類の不備や不適正な応募は失格となります。

 故郷にお墓を守る人がいなくなったなどの理由から墓じまい(お墓の引越し)を行う人が増えているようです。墓じまいのことを改葬と言い、お墓のある市区町村へ申請する改葬許可証の手続きから既存のお墓を更地にするまでの流れを学ぶことができました。改葬の費用は、土葬の遺体の有無や急な斜面にある墓石の撤去など、想定以上に費用がかさむ場合もあるようです。また、お寺のお墓を改葬する場合は、時間をかけて住職と話し合うことが大切とのことでした。

「低栄養の予防」 2023年3月14日

 低栄養とは食事摂取量が減ることで、体を動かすために必要なエネルギーと、筋肉や骨を作るたんぱく質が不足した状態をいいます。体重が減る、体がだるい、風邪などの感染症にかかりやすくなる、筋力が落ちる、足やお腹がむくみやすくなるなどの症状が現れるようであれば低栄養の疑いがあります。低栄養は加齢により食事量が減ることでフレイル(虚弱)になりやすくなり、活動量が減ることで更に食事量が減ってしまうという悪循環に陥ってしまうようです。低栄養を予防するには1日3食のバランスの良い食事、体重測定、適度な運動、定期的な歯科受診を習慣化すること。心掛けとしてはストレスをためない生活、「たくさん食べて、たくさん出掛けて、たくさん笑う」ことが大切とのことでした。

「あんしん事業って、なあに?」 2022年12月13日

 世田谷区社会福祉協議会 成年後見センターが実施している「あんしん事業」についてお話を伺いました。あんしん事業とは、毎日の暮らしの中での不安や疑問、判断に迷ってしまうことなどを、生活支援員が定期的に訪問してサポートしてくれるサービスです。加齢や障害により郵便物を見るのが大変になってきた、さまざまな制度や福祉サービスを利用したいけど手続きの仕方がわかりづらい、体が弱って銀行に行くことが難しくなってきたなどの困りごとの相談に乗ってくれます。

 あんしん事業を利用するには、本人が内容を理解し、困りごとを具体的に伝えられることが前提で、その困りごとに基づいて専門員が支援計画を作成し利用計契約を結びます。事業内容を理解できなかったり、利用意思が不確かだと利用できませんので、早めに利用を検討することがおすすめとのことでした。

「健康的な生活を考える」 2022年11月8日 

 今から40年ほど前、米国のブレスロー教授は生活習慣と身体的健康度との関係を調査した結果から7つの健康習慣を提唱しました。これが「ブレスローの7つの健康習慣」と呼ばれ、この7つの健康習慣を実践するかどうかで、その後の寿命にも影響するといわれています。「喫煙をしない」や「定期的に運動をする」「適正体重を維持する」などは良い健康習慣として今も推奨されていますが、「アルコールの摂取量」や「睡眠時間」は微妙に解釈が変わってきています。また、「朝食を毎日食べる」や「間食をしない」については、実践しないことでダイエット効果や体の仕組みから病気の発症を抑える働きや、細胞内の新陳代謝を促す効果なども解明されており、一概に推奨とは言えなくなってきています。さらに、現代病といわれる「ストレス」をためないことが健康維持に欠かせないことのようです。

 健康的な生活には、身体と心の関係が良い状態にあることと、それを支える生活環境、生活習慣が大事との結論でした。

「あなたの遺影、どんな写真にしますか?」 2022年10月11日 

 自分の遺影写真を選んでおきたいという人は7割ほどいるにもかかわらず、実際に決めている人はほとんどいないのが現状です。選んでいない理由としては「お気に入りの写真がない」が多いようですが、もしもの時のためにも準備だけはしておいた方がいいようです。

 一昔前までの遺影写真は胸から上の正面を向いたものが一般的でしたが、今は笑顔の写真や斜めを向いたものなど様々な写真が遺影として選ばれています。

 遺影写真の例として多くの著名人の遺影が紹介され、サングラス姿やタバコをくわえた写真、全身が写っているものや若いころの写真などなど、その人らしい(現役当時)人柄が窺える写真が多く見受けられました。

 遺影とは面影であり、今までの生き方の集大成になるような写真がおすすめとのことで、その人の言動が聞こえてきそうな写真、動き出しそうな写真があれば残されたご家族にとって価値ある遺影となることでしょう。

 遺影写真として撮影する際のアドバイスとしては、おしゃべりをしながら撮るのがおすすめとのことで、自慢話やうれしかったことを話している時の表情がとてもいいからだそうです。

 元気な今のうちに、少しおしゃれをして遺影写真を撮っておくのもいいかもしれない。そんな気にさせてくれる内容でした。

「認知症とともに生きる ~世田谷アクション講座~」 2022年9月13日 

 世田谷区では認知症になってからも、毎日を楽しく、元気に、自分らしく暮らし続けられるようにとの願いから、2020年10月「認知症とともに生きる希望条例」が施行されました。

 認知症には完全な予防策はなく、年をとれば誰にでも起こりえる症状だそうです。認知症になると「何もわからなくなる」「何もできなくなる」「恥ずかしい」などのイメージが広がっていますが、この考え方を変えることが先ずは必須です。また、認知症を「自分ごと」として捉え、「できないこともあるけれど、できることもたくさんある」ことを理解する。そのうえで認知症の方たちとともに暮らしやすいまちになるように、たとえ小さなことでも何かアクションを起こしていけば、条例のような住みやすい環境が生まれていくとのことでした。

 先の長い取り組みですが、はじめの一歩を踏み出すことが大切だと感じました。

 「睡眠に関わるお薬の話」 2022年7月12日 

 先ずは薬に頼らない生活が大切とのことで、3食を規則正しく食べることで体内のホルモンの動きを正常化することを心掛ける。また、睡眠を促すトリプトファンを多く含む食材(豆腐、納豆、チーズ、牛乳、肉類、魚類)やストレスを抑えるカルシウム(チーズ、魚類、貝類、小松菜、ひじき)、ホルモンバランスの乱れを予防する大豆イソフラボン(豆腐、厚揚げ、味噌、おから)を日頃から摂ることがポイント。そのうえで、眠る前の日本茶やコーヒー、チョコレートを控えること、考え過ぎないことが大切だそうです。

 不眠症といってもその症状によって4つに分類され、寝つきが悪い入眠障害、夜中に何度も起きてしまう中途覚醒、早く目覚めてしまう早朝覚醒、眠りが浅い熟眠障害。症状によって処方される薬も違っていて、自身の症状にあった薬を見つけられれば早期改善が見込まれるとのことでした。また、薬によっては依存、薬の量を増やさなければ効果が得られなくなる耐性が作られる場合もあるようです。薬に頼るのであれば眠れない原因を探ること、医師にしっかりと症状を伝えること、そして薬を正しく服用することが大事だということでした。