世田谷終活相談室


          【終    

              【健 康 寿 命】

        【エンディングノート】

          【生 前 整 理】           

       【葬   式】

       【遺   影】

       【寝   棺】

        【グリーフケア】

       【お   墓】

       【散   骨】

           【ペット供養】

         【人 形 供 養】



【お骨供養】

「そのうちやろうと思ってるけど、、、」

 

 現在、東京都内でご自宅に保管されているご遺骨が、推定で20万~50万柱あるといわれています。 

 

 永代供養墓に合祀という方法でしたら、数万円から寺院にお願いすることができ、お盆やお彼岸、祥月命日にお経をあげて供養していただけます。

 

 ご自宅でご供養されている理由はさまざまだと思われますが、もしも保管が難しいと感じたなら、お気軽にご相談ください。



【平穏死】

「延命医療は希望しない!」

 

 ここ数年、平穏死という言葉を耳にする機会が増えてきました。平穏死とは「末期の患者が延命医療などを受けず、自然な衰弱にまかせて死亡すること」とあります。

 

 自然に穏やかにあの世へ旅立っていくために、死を先延ばしにする延命医療を受けないという選択肢はあるのですが、現実には、末期の状態でもご家族が延命処置を希望されてしまうようです。

 

 長尾和宏著「平穏死」10の条件 によると、「8割の人が平穏死を望んでいるにもかかわらず、8割の人が平穏死できない」との日本の医療の現実を思い知らされます。

 

 終末期の患者が病院に入院すると、延命医療を受けることが必然で、延命処置でいったん回復してしまうと、本人やご家族が希望しても途中で延命医療を中止することは、現在の社会状況では困難なようです。また、「救急車を呼ぶ」ということは、蘇生、それに続く延命医療への意思表示とのことのようです。蘇生処置で息を吹き返した後は、延命医療に移行してしまいます。

 

 平穏死を望むのであれば、病気や老衰の終末期に緊急入院をするのか、食べられなくなったときはどうするのかを、事前にご家族でよく話し合っておくことが1つ目の条件。2つ目の条件は、在宅医療を選択肢の一番目にイメージし、訪問診療と往診に対応してくれる在宅医を元気なうちから探しておくこと。そして大切なことは、普段から救急車を呼ぶ意味をよく考えておくこととあります。平穏死の望みは、最終的にはご家族の判断に委ねられることになるからです。
 
※延命医療とは、回復の見込みがなく死期が迫っている終末期の患者に対して、生命維持のために行う医療行為。
人工呼吸器の装着、胃ろうによる人工栄養法、人工透析などが一般的な延命処置にあたります。
 
 死期が迫ったときに延命医療を望まないことを事前に表明する 一般社団法人日本尊厳死協会の「リビングウイル=終末期医療における事前指示書」は1976年より普及活動を継続し、会員数は11万人を越えてきました。また、遺産相続などの遺言とセットで最期の迎え方を検討し、公正証書で「尊厳死宣言」を表明する人も増えているようです。

【成年後見制度】

「息子に成年後見人になってもらうから安心⁈」

 

 成年後見制度とは、認知症などで判断能力が低下し、預貯金の管理や各種契約ができなくなった人を法的に支援・援助するための制度です。すでに判断能力が低下している人のための「法定後見制度」と、今は元気だけど後々のことを考えた場合の「任意後見制度」があります。

 

 ここ数年、成年後見制度を利用される方が増えているようですが、必要に迫られてという方も多いのではないでしょうか。つまり、本人がすでに認知症になってしまったため、預貯金の引き出しや、相続の手続きができなくなり「法定後見制度」を申立てされた方たちです。そこで、成年後見制度の注意点をいつくか記しておきます。

 

1. 法定後見制度の場合、親族申立人)が成年後見人になれるとは限らない。

2. 親族が成年後見人になった場合、家庭裁判所から後見監督人が選任される。

3. 成年後見人に弁護士などの専門家が選任されれば報酬が発生する。

4. 成年後見人以外は預貯金を引き出すことができない。

5. 被後見人になると生前贈与ができなくなる。

6. 成年後見人は被後見人が亡くなるまで解任できない。

7. 被後見人になると会社の役員を続けられない。

※成年後見人が指定された場合、本人は「被後見人」となります。

 

 成年後見制度は本人の財産を管理する(守る)ために利用する制度であることを十分理解し、元気なうちからご家族で話し合われることをおすすめします。


【おひとりさま】

「私が死んだらどうなるの?」

 

  おひとりさまの場合、孤独死という不安は常に持っていると思われます。しかし、「死んだ後のことは誰かがやってくれるだろう」などとは考えていないでしょうか。

 

  「立つ鳥跡を濁さず」ということわざがありますが、”立ち去る者は自分のいた場所を汚れたままにせず、きれいにしてから行くものだといういましめ” また、”引き際はきれいであるべきこと” とあります。

 

たとえ第三者であっても、どなたかお願いできる方がいるのであれば、この際お話をしてみてはいかがでしょうか。「葬式は〇〇式で、その後お骨は〇〇寺の永代供養墓でお願いしたい」「遺品については、お世話になった大家さんには迷惑を掛けたくないので、預託金を使って片付けてもらいたい」など。


【孤独死】

「孤独死だけはいや!」

 

 2015年の国勢調査によると、単身世帯が全体の35%を占め最も多くなっています。その要因として晩婚化、独身者や高齢者の一人暮らしの増加が挙げられるようです。

 

 考えてみれば、未婚者でなくても、離婚や配偶者の死別によって単身世帯になることは十分に考えられます。また、子供がいてもいずれ独立・別居となれば、やはり単身になってしまいます。

 

 今後、病院や施設に入らない限り、孤独死は一般的な亡くなり方になっていくと考えるのが自然なのかもしれません。

 

 市川愛著「孤独死の作法」によると、孤独死の最低限のマナーとして6つの作法が紹介されています。その中の1つに、早期発見のためにセーフティーネットを構築することが挙げられています。趣味や教室などのサークルや地域活動に参加して友人関係をつくり、あなたの不在に「あれ?」と思ってくれる友人たちのネットワークづくりが必要不可欠とのことです。

 

 早期発見のセーフティーネットとしては、見守りサービスを検討してみるのもいいでしょう。ポットやガスなどの利用状況をメールで知らせるセンサー型サービス。日々決められた時間に電話やメールの配信によるオート電話型・オートメール型サービス。郵便局やヤクルトレディによる訪問型サービス。また、食事の配達時に安否確認をする宅配型サービスがあるようです。

 

 その後のことまで考えると相応の準備が必要なようです。「立つ鳥跡を濁さず」ということですね。


【相 続】

「もめるほどないから大丈夫!」

 

 遺産相続に関するトラブルは一般的な家庭でも十分起こり得ることです。2016年度の司法統計年報データによると、遺産をめぐる争いで裁判になった件数は12,000を超え、トラブルの7割以上が5,000万円以下の相続で起きています。また、2015年1月より遺産相続の基礎控除額が引き下げられたため、区内に土地を所有している場合、相続税のことも考えなければなりません。

 

 相続税の課税対象となる主な財産は、土地・建物・預貯金・有価証券などで、その他にも自動車やゴルフ会員権、宝石貴金属類などが課税対象になります。一方、墓石や仏壇などの祭祀財産は対象になりません。


【相続財産】

「お金以外の財産って何?」

 

 もしも今、あたがが亡くなったとしたら、あなたの財産を把握している人はいますか。あなたのご家族や配偶者はあなたの財産がどこにどのくらいあるのか分かっていますか。事故や急な病気で意識が戻らないまま亡くなってしまうこともあり得ます。あなたが遺言書を書いていれば問題はないのですが、そうでなければご家族は苦労をすることになるかもしれません。

 

 相続の手続きを進めるにあったて亡くなった人(被相続人)の財産を調べ、財産目録を作成することになります。現金や預貯金、土地、建物、有価証券、保険証券、ゴルフ会員権、自動車、宝石、貴金属などや、借入金、ローンの債務までを相続財産として確定します。その後、相続人全員により遺産分割協議が行われ、遺産分割協議書が作成されます。

 

 相続財産について少し付け加えると、被相続人の死亡前3年以内に受け取っていた現金などは生前贈与した財産として課税対象になります。子ども名義の口座でも「名義預金」は課税対象です。また、生命保険金や死亡退職金は被相続人の死亡に起因する財産という考えから「みなし相続財産」として相続税が課税されます。

※名義預金とは受取人名義の口座でもお金をもらったことを受取人が知らない口座

※みなし相続財産は500万円×法定相続人の数が非課税となります

 

 預貯金の通帳や印鑑の保管場所、証券会社の口座や借入金など、やたらに人に教えられるものでないことは分かっています。それでしたら、いずれ誰かに見られることを前提に、エンディングノートにご自身の財産を書き残すことをおすすめします。残された財産が分かれば、ご家族にとってそれを探すことはそれほど難しいことではないかもしれません。


【口腔ケア】

「最近 歯が伸びてきた⁈」

 

 年々、平均寿命が延びているという報道がされていますが、寝たきりの状態や認知症での長生きは誰もが望みません。長生きができるのであれば、好きなものを食べ、好きなところへ自分の足で行けるような生活を送りたいです。

 

 健康を維持するためにはバランスよく食事を摂ることは言うまでもありませんが、よく噛んで食べることが大切なようです。

 

 照山裕子著「噛む力が病気の9割を遠ざける」によると、よく噛むことによって脳の血流がよくなり、前頭前野や海馬が活性化するようです。このことが脳の老化を防ぎ、認知症予防につながるという研究結果が出ているそうです。別の研究結果でも噛むことで集中力を高め、記憶力がアップすることが報告されています。また、口内を健康に保つことで、誤嚥性肺炎や糖尿病、動脈硬化やインフルエンザなどの病気の予防効果もあるそうです。

 

 一方、歯周病は口内環境が不衛生になることで起きる病気で、自覚症状がないまま進行するとのことです。歯肉が赤い、歯が伸びてきた、歯の隙間が広くなってきた、口臭が気になるなどの症状があるならば歯科検診をおすすめします。

 

 口腔ケアを心掛けること、つまり虫歯や歯周病を治療・予防し、口内の健康を良好に保つことが、健康で長生きする秘訣だということです。

 

 薬で健康を維持するのか、口腔ケアを意識することで健康を維持するのか、あなたならどちらの方法を選択しますか。


【速歩き】

「適度な運動ってどのくらい⁇」

 

 「健康を維持するためには適度な運動が必要」と言われていますが、「適度な」とはどのくらいの運動量だと思われますか。

 

 東京都健康長寿医療センター研究所で高齢者の体と健康について調査している青柳幸利氏によると「1日8000歩、中強度の身体活動20分」と報告されています。

 

 中強度の運動は体に適度な負荷をかけて細胞を活性化させることで、最も健康で長生きできる体をつくり出す運動だそうです。この中強度の身体活動をバランスよく取り入れることで、特別な運動やスポーツの習慣がなくても、健康を維持する効果が期待できるそうです。

 

 最もおすすめな中強度の運動は、いつもより少し速度を上げて歩く「速歩き」。速歩きの基準は1分間に120歩、さらにいつもより歩幅を10センチプラスして歩くとのこと。

 

 「1日8000歩、中強度の身体活動20分」を実現すると、うつ病や骨粗しょう症、高血圧症、糖尿病、心疾患、脳卒中、認知症、ガンなどの病気や症状を予防できることが研究からわかっているそうです。

 

 中強度の身体活動は年齢や体格、性別によって異なるようですが、年齢別によって数値が定義されています。60歳以上の人にとって「速歩き」以外の中強度運動は、軽いウエイトトレーニングや体操、ボウリング、水中運動など。また、生活の中での活動では、家財道具の片付けや荷物の梱包、階段の上り下り、掃除機がけ、草むしりなどが中強度の活動にあたるとのこと。

 

 日常生活の中でこれらを意識して取り入れることで、結果的に「1日8000歩、中強度の身体活動20分」が実践できるようです。

 

 病気は「治す」のではなく「ならない」、青柳氏はそう言っています。

※参考資料 青柳幸利著「なぜ、健康な人は運動をしないのか?」